読んでいる間に腕が疲れてくる

上下巻併せて2000ページとは実に恐れ入るが、電車の中で立ち読みなぞしていると手が疲れてくる、それほどに厚く重い。
書店で平積みされているのを見て一際高さが目立つので大量に積まれているのかと思いきや、三冊しか積まれてなかった、とか。

川上稔の新シリーズ第二話
日本と欧州の中世史を併せて煮詰め、川上氏流に調理をすると、ほらこのように!
出てくるキャラはどいつもこいつもキャラが立ちまくりで、ワンカット出てくるだけでも猛烈なインパクトを与えていく。
今回一番ツボに填ったのはベラスケスにカレーを薦めるハッサン
あの局面であのシーンを用意するというのは余りにも空気読めなすぎ、いや一回転してむしろ読んでいるのか・・・

中世史に多少なりとも興味があればより一層楽しくなる作品ではある、が、楽しむための敷居がラノベとしてはえらい高いな。

「カレーは神の食べ物ですネー」